机を片付けるだけで創造性と認知機能は高まる

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どうも、三吉祐司です。

今日は片付けに関する心理学のお話をしようと思う。

皆さんもきっと、何かアイデアを考えている時や、文章を書く時、机に向かう事があるだろう。

しかし、「何時間デスクの前で考えていても作業が進まない。」なんて事ないだろうか?

本来、本当に集中さえすればこんな事は起こらない。

「もっと簡単にアイデアを生み出したい。」

それを叶える方法がいくつかある。

そのうちの一つを紹介する。

では結論から。

机を片付ければ作業スピードは向上する。

デスクの上をキレイにするだけで創造性が高まる事は科学でも証明されています。

ですが、こんな反論もあると思います。

「いやいや、俺は部屋がごちゃごちゃしている方が落ち着くし、作業進むよ」

うん、そういう人もいる事は確かでしょう。

今回参考にした論文は心理学のものですので、全ての人には当てはまりません。

例外の人も少しはいますが、多くの人は片付けた方がいいという話です。

では解説をしていきます。

ワークスペースを整理整頓すると創造性が高まる

【2019年、ニューヨーク市立大学】の研究報告によると、ワーキングスペースを整理整頓する事によって、創造性(クリエイティビティ)と認知機能(頭の良さ)が高まる事が分かった。

ワーキングスペースとは、この場合机の上の事を指している。

つまり、「机の上を片付けたらめっちゃアイデアが湧いてきた!」という事になる。

この研究では、「机の上に関係のない物があったら気が散るから、集中力が落ちて創造性に影響が出たのではないか」と推測されている。

部屋を整えると健康値や人間性にまで変化がおこる

【1984年、テキサス大学オースティン校】の研究では、デスクを散らかしがちな住人が、机を整頓している時は、誠実さ、知性、野心、暖かさ、冷静さの評価が改善されたとある。

さらに、【2013年、ミネソタ大学】の調査報告では、更に面白い結果が出ている。

なんと、部屋がきれいな人は創造性が高まるだけでなく、慈善団体に対して寄付をする人が増え、さらに、健康的な食事を選択する傾向が強まったとあるのだ。

これに関しては、僕も正直「いやいや、ほんとかよ~」って読みながら思ったが、本当なのだからしょうがない。

この事から、僕なりに考察をしてみようと思う。

机を片付けると創造性が高まる理由

1・集中力が途切れにくくなる

2・マルチタスクになりにくい

1・集中力が途切れにくくなる

まず、普通の人の集中力とは、恐ろしく切れやすいものである。

作業の間に、ちょっとメールを見るとか、SNSをチェックするとか、誰かに話しかけられるだけで集中力は途切れる。

およそ2分他の事に気を取られるだけで、完全に集中力は途切れ、影響の大きな人だと作業効率は50%まで低下する。

逆に、集中力が途切れるのは早いが、集中するのは時間がかかるもんである。

例として、作家や作曲家は、創作活動中に話しかけられると、割とガチギレする。

集中力を取り戻すのが如何に大変かを知っているからである。

2・マルチタスクになりにくい

人は基本的にはシングルタスクをする生き物である。

ですが、作業スペースに関係のない物があると、間違いなく気が散ったり、別の作業をしたくなったりする。

その結果としてマルチタスクになり、作業効率が落ちたりする。[

「いやいや、俺は一つの作業に集中してるし」

といった声が聞こえてきそうだが、本当にそうだろうか?

人は、一つの作業をしている時でも、他の事が気になっていると、脳の【ワーキングメモリー】という領域が使われる。

このワーキングメモリーは、ストレスを感じている時、次の作業や他の予定を文章でなく記憶力で管理している状態でも使われる。

部屋が散らかっている状態は、無意識化でストレスを感じているのが普通だし、机に余計な物が乗ってると邪魔でストレスを感じるのが普通だ。

更に、関係のない物が置いてあると、別の作業の予定などが頭にちらつきワーキングメモリーを使う事になる。

基本的に、ワーキングメモリーを使うこと自体は悪くないのだが、使いすぎると困った事が起こる。

マルチタスクやワーキングメモリーの長時間の使用で、認知機能、集中力、創造性、記憶力に悪影響が出るだけでなく、脳が縮小する場合もあるというのだ。

なんとも恐ろしい話である。

ワーキングメモリーを使わないようにする為にはどうすればいいのか

ワーキングメモリーの使いすぎがヤバい事は説明できたと思う。

では、対策も説明しておこう。

まず、机の上は常にキレイにしておいた方が良い。

作業の時にだけ、必要なもだけをおいて作業するようにしよう。

さらに、悩みやストレスがあると、それだけでワーキングメモリーは使われる。

なるべく悩みを解決するように努めるのが良い。

とはいえ、それも中々難しい話だろう。

実は、悩みは紙に(スマホのメモ機能か日記でもいい)書いてしまえばワーキングメモリーの使用が減る。

悩んだ事はどんどん書いて言語化してしまおう。

悩む時間をスケジュール帳に書き込むというのも一つの手だ。

これは、心理学の世界では古くからあるテクニックで、心配事について考える日時を決めておく事で、他の時間はあまり考えなくなり、マルチタスクが減るのだ。

「本当に効果あんの?」と疑う気持ちも分かる。

分かるが、1980年代から何度も実験されて効果があると言われているので、やらないよりはやった方がいい。

一日のスケジュールをあらかじめ書いておく事も効果がある。

現在の作業をしながら、「次はあれしなきゃ」と考えることが、そもそもマルチタスクなのだから、全部書いておけば今の作業に集中出来る。

ちなみに僕は、スマホアプリの【Trello】を使ってスケジュール管理をしている。

何でアプリでやってるかって?

だって毎回紙に書くのめんどくさいんだもん!

最後に、メールやSNSをチェックする頻度を減らしたり、一時的に通知を切っておく事も効果は絶大だ。

これらの事を実践すると確実に作業スピード高まる。

作業が早く終わると、それだけ休んだり遊んだりする時間も増えるから、是非実践してみて欲しい。

というわけで、再度結論。

まずは、机の上には無駄な物を置かない習慣をつけよう